特殊清掃を頼む際の相場となる値段について
特殊清掃を業者に依頼する時の参考にしていただければと思います。
まず特殊清掃の仕事を細分化して、どのような仕事があるのかを確認しましょう。
大きく分けて以下の3つがあります。
1. 特殊清掃
2. 遺品整理
3. リフォーム
これらの作業のうち、どこまでやるかで値段は変わってきます。
また、発生するゴミなどの量や、作業人数、死後何日経過しているかなども値段に影響してきます。
遺品整理を行い、匂いがこびりついた荷物を撤去しないと完全な消臭はできないので値段を考える上では、「特殊清掃」といったら1.特殊清掃+2.遺品整理と考えてください。
業者によって、遺品整理の部分の値段を含めていたり含めていなかったりするので業者を選ぶ時にはその点には注意が必要です。
リフォームが必要となるかどうかは、汚染の侵食具合によります。
住人の方がお亡くなりになってからだいぶ時間が立ってから作業をすると、汚染が表面部分だけではなく建物の奥の方にまで染み込んでしまったいるのでリフォームが必要となります。
値段の見積もり方法は大きく分けて二つあります。
①作業内容ごとに値段が決められていて、どんな作業をするか?で値段を決められているパターン
②清掃を行う部屋の広さによって値段が決められているパターン
特殊清掃の値段は①(作業内容に値段が決められているパターン)で決められていることが多く、遺品整理は②(作業する部屋の広さによって値段が決められている)のパターンが多いです。
よってこの記事では特殊清掃については①での相場の値段で、遺品整理については②での相場の値段をご紹介したいと思います。
特殊清掃の値段の相場について
作業 | 安いところでは、 | 相場の値段 |
---|---|---|
汚物撤去 | 20000円〜 | 50000円〜 |
床上清掃 | 30000円〜 | 40000円〜 |
浴室清掃 | 30000円〜 | 50000円〜 |
消臭剤、除菌剤の散布 | 10000円〜 | 10000円〜 |
オゾン脱臭(1日あたり) | 10000円〜 | 30000円〜 |
害虫駆除 | 10000円〜 | 15000円〜 |
畳の撤去(一枚あたり) | 3000円〜 | 4000円〜 |
人件費(一人当たり) | 20000円〜 | 20000円〜 |
汚染場所の解体 | 5000円〜 | 5000円〜 |
- こちらはあくまで目安であり、清掃現場の状況により値段は変動します。
- オゾン脱臭については、1日目と2日目以降で値段が変わる場合も多く、2日目以降からは1日目と安くなりがちです。
遺品整理の値段の相場について
間取り | 作業時間 | 作業人数 | 相場の金額 |
---|---|---|---|
1R・1K | 1~3時 | 1~2名 | 20,000円〜85,000円 |
1DK | 2~4時間 | 2~3名 | 30,000円〜120,000円 |
1LDK | 3~5時間 | 2~4名 | 50,000円〜200,000円 |
2DK | 3~7時間 | 2~4名 | 100,000円〜200,000円 |
2LDK | 3~9時間 | 3~5名 | 120,000円〜250,000円 |
3DK | 4~9時間 | 3~6名 | 150,000円〜400,000円 |
3LDK | 5~10時間 | 4~8名 | 160,000円〜500,000円 |
4DK | 5~10時間 | 4~8名 | 190,000円〜500,000円 |
4LDK以上 | 6~14時間 | 4~10名 | 200,000円〜700,000円 |
- 遺品の量によって値段は左右します。
リフォームの値段
- 家の大きさ、汚染具合によって値段がかなりまちまちなので、相場値段については割愛させていただきます。
- リフォーム費用はかなり高額ですので、リフォームするかどうかによって合計金額はだいぶ異なります。
- リフォームするかしないかは、現場を実際に見てみないと判断がつきません。現場を見る前の段階で高額のリフォームを勧めてくるような会社は悪徳業者かもしれませんのでご注意ください。
まとめ
特殊清掃については、平均的な家の大きさで15万以上はかかりそうです。
そこに遺品整理の値段(平均的な家の大きさでおよそ15万)が加わり、さらにリフォームが必要な場合は費用が増えますので、合計20~30万は最低でもかかると考えて良いでしょう。
悪徳業者に騙されてしまわないように、業者に依頼する前におおよその値段を自分で把握しておくことが大事です。